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4路スイッチ

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1つの電灯を3箇所以上で点滅させる照明回路で、3路スイッチと組合せて使用するスイッチ。4路スイッチの内部は交差結線となっており「3路スイッチで回路を開いた(消灯)」場合、4路スイッチを操作すると回路が交差状に入れ替わることで閉回路(点灯)が構成される。

対して「3路スイッチで回路を閉じた(点灯)」場合、4路スイッチを操作すると回路が交差状に入れ替わることで回路は開放(消灯)となる。

3路スイッチと4路スイッチはまったく同じ形状となっているため、背面表示によって区別する。3路スイッチは「1・3」と記載されており、4路スイッチは「1・2・3・4」と記載されているため判別可能である。

複数の場所で電灯を入切する場合、回路の両端を3路スイッチとし、中間部を4路スイッチとすることで、どの位置であっても電灯回路の入切が可能となる。スイッチの個数を増やす場合、端部は3路スイッチとし中間部の4路スイッチを増やして、スイッチ個数を無制限に増加可能である。

4路スイッチは、必ず3路スイッチと組み合わせて使用する。4路スイッチのみを単独で使用することはない。

執筆者:M.Kenichi

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